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2008年度 Vol.1 (2008年9月現在) 禁無断転載
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大豆需給のポイント-オムニコ-   過去の動きから学ぶ大豆相場-オムニコ-
 
原油需給のポイント Market analysis from supply and demand
 国内外の原油相場は7月上旬から下落に転じ、9月中旬には国際指標であるNY原油が100ドルの大台を割り込みました。さらに米国証券会社の破綻などから金融不安が再燃し、その混乱は原油や商品にまで波及しています。目先は、その流れに乗じ投機資金が原油に還流してくるかどうかが上昇の鍵となるでしょう。
 
OPECは実質減産に合意
オムニコ OPEC(石油輸出国機構)は2008年9月9日に開かれた総会で、生産目標を現行の2967万B/Dから2880万B/Dに引き下げました。ただし、これは脱退や新加盟国の生産量を加味したもので、以前からの加盟国の生産目標自体は据え置きとなっています。また、サウジアラビアを中心に各国が目標を上回る生産を行っていたことから、その超過分を削減する実質上の減産にも合意しました。この背景には原油価格下落への危惧がうかがえます。
 ただし、今後も原油の下落基調が続くようであれば、12月の次回総会の前に本格的な減産に踏み切る可能性が高いとみられています。
 
新興国需要は未だ右肩上がり
オムニコ 原油の世界的な高騰にもかかわらず、未だにその需要は伸び続けています。IEA(国際エネルギー機関)の統計によると、2009年には8764万B/Dに達する見通しです。特に、中国やインドなどの新興国需要はめざましく、経済減速で需要が減退している先進国の分を相殺する格好となっています。そのため、一時期に比べ需給は緩和方向に向かっているものの、旺盛な需要が下支えとなり原油は今後も高止まりを続けるでしょう。
 
一転して底を模索する展開に
オムニコ これまで、上昇を続けてきた原油相場ですが、7月上旬からは下落に転じました。3大市場であるNY市場のWTI原油、ロンドン市場のブレント原油、東京市場の中東産原油も全て、9月には100ドルを割り込んでいます。しかし、9月中旬現在、米証券大手リーマン・ブラザーズの経営破綻や、AIGの経営危機などにより米国金融不安が再燃。ドルや米国株式は大幅な下落をみせています。そのため、この金融市場の混乱に乗じて再び原油に投機資金が流入する可能性も決して否定できず、その動向には注意が必要です。
 
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最近の動きから学ぶ原油相場 Technical analysis of recent market trends
2006年以降の原油相場の特徴
2006年: イランの核問題など、中東の地政学的リスクの高まりを背景に上昇。しかし、その後は需給の緩和により調整局面入りへ
2007年: 世界の需給タイト化から上昇局面に。7月に1度下落するが、その後、年末にかけて連日のように高値更新を続ける
2008年: 年初は下落するも、需給の逼迫や、投機資金の流入を支援材料に急騰。しかし、7月には経済減速に伴う石油需要の減退観測から下値模索の展開に
 
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●バレル(barrel 略Bbl)
 1859年、米東部ペンシルベニア州で原油の採掘が始まった頃は、木の樽(シェリー酒・ウイスキーなどの酒樽)で輸送された。42ガロン(gallon)に相当する。1ガロンは約3.79リットル、1バレルは、約159リットルに相当。2リットルのペットボトルでは、約80本分となる。一般のドラム缶は、200リットル。
 
NY原油は90ドルが下値目処に
 NYのWTI原油は7月11日に過去最高値となる147.27ドルをつけた後、下落に転じました。しかし、下落基調の中でも8月中旬には110ドル、9月には100ドルを前に下げ渋る場面がみられたことから、節目節目が下値支持線として強く意識されていることがよく分かります。
 そのため、当面は90ドルが下値抵抗線として意識される展開となりましょう。また、これまで90ドルで何度も買い支えられていることを考えると一気にこの水準を割り込む可能性は低いと思われます。
 
底入れ待ちの展開
 東京原油は、NY原油に連動し7月中旬から軟調地合いを呈しています。加えて、これまで急ピッチで上昇してきた反動で、先安見込みを示す大陰線が目立つようになっています。目先は、下げ幅を縮小しつつ、昨年末から今年前半にかけて保ち合いを演じた6万円付近での値動きとなる公算が大きいでしょう。また、そこを割り込んだ場合は、5万円付近までの下落も十分に考えられます。ただし、原油の長期的にみたトレンドの強さは不変なため、一旦底を打てば再び上昇に転じる可能性が高いです。
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